刑事訴訟法(外部リンク) 第百九十七条 捜査については、その目的を達するため必要な取調をすることができる。但し、強制の処分は、この法律に特別の定のある場合でなければ、これをすることができない。 第二項 捜査については、公務所又は公私の団体に照会して必要な事項の報告を求めることができる。 第三項〜第四項 (略) 第五項 第二項又は第三項の規定による求めを行う場合において、必要があるときは、みだりにこれらに関する事項を漏らさないよう求めることができる。 |
(13/1/7月曜分)
医療機関の皆様、刑事訴訟法第197条第2項(外部リンク)に基づく、刑事事件捜査に係わる捜査機関(警察署・検察庁・労基署など)からの患者についての、捜査関係照会書に対する捜査関係事項照会回答書への対応の仕方をご存じでしょうか?。
結論を言うと、照会書に対する回答の義務はあるが、回答しなくても罰則はなく、患者情報の秘匿は、公務員より医師の守秘義務が上回るので、回答すると患者から訴えられるおそれがあり、回答せず放置しておくのが無難です。
特に警察署・検察庁からの被疑者についての照会状に対する回答内容は、被疑者の不利になることはあっても、被疑者の有利になることはありません。回答内容を証拠として提出するかどうかは、検察官の恣意によります。被疑者に、なんとしても刑罰を与えようとする検察は、被疑者の有利になることは隠しておき、不利になることのみ出してくるのです。
本日の昼休み時間帯に、仙台地方検察庁(外部リンク)=Wikipedia(外部リンク)の代表電話番号(022-222-6151)から、管理者である院長の私に電話がかかってきた。男の声で、フクオカ検事係の事務のマツダですがと切り出した。
昨年12月下旬頃より仙台地方検察庁を名乗って電話があり、これで三回目である。前2回は診療中であり、私は電話に出られなかった。2回目には、「当院より仙台地方検察庁に電話をかけ直す」旨を受け付け事務員より伝えたが、「当方からお宅に出向くので、その要はない。」との事であった。出向いてこられても困らない(面会に応じるかどうかは、当方の自由である)。よって、待っていたのだが、来訪はなかった。電話で会話するより、来訪して貰って直接お話をするほうが良いと考えていたのだが。来訪はなく、「出向かなくなった」との連絡もなかった。なんだこりゃ失礼なやっちゃやな、と感じていた。
本日のフクオカ検事係の事務のマツダさんからの電話での会話を再現してみよう。話しは・・・・・・・・・続く。捜査関係照会書がゴミの山から出てきたので、おいおい、つづききます。
(13/1/15火曜分)
平成24年12月28日付けの、宮城県仙南保健福祉事務所長の通知文書(318KB)が、平成25年1月4日夕方に届いていたようだ。後日開封してみると「平成24年度宮城県かかりつけ医認知症対応力向上研修会(仙南地区1日目は1月15日、2日目は1月25日の2回)」聴講者募集の案内だった。1月9日までにファクシミリで回答せよとのことで、急いでいるようだ。聴講希望者が少なかったためか、後日再び、受け付け締め切りを1月11日(金)午前中に延ばすとのFAXが白石市医師会を通して回ってきた。急遽、私と看護スタッフとの5人で参加する(看護スタッフには残業を御願いして)ことにして、ファクシミリで回答した。
時刻厳守らしいので余裕を見て、本日は午後5時20分に診療を終了し、舞鶴会館近くの白石市市役所の駐車場に車を置き、午後6時55分に舞鶴会館1F玄関内に各自集合し、まとまって3F受付で登録した。白石市市役所の駐車場から舞鶴会館までは、積雪が凍結し、非常に滑りやすく歩行に困難を来した。会場の舞鶴会館3F研修会場は比較的狭く、医師より医師以外の医療関係者(看護師、ソーシャルワーカー等)が多く、大入りであった。
研修会1日目は、プログラムどおり、午後7時に開会し午後9時に閉会するという、2時間の長丁場であった。質疑応答の時間もなくなった。講師の川崎こころ病院副院長の石井洋先生(平成5年、東北大学医学部卒)からは、冒頭に、前日川崎こころ病院を代表してどんと祭に行ってきたので清められた身体で講演ができるとの挨拶があり、その後は午後9時まで、途中で何回か平成18年頃の厚労省作成フラッシュ動画ビデオ呈示を挟んで、厚労省で用意したレジメのパワーポイント画面を読み上げ続けられた。分量が多いので、読み上げるだけで時間がなくなり、踏み込んだ説明の時間はなかった。なので以下のPDF書類を見ていただければ、ビデオ以外は殆ど研修会を聴講したのも同様である。
私やスタッフ一同が一番感心しインパクトが大きかったのは、研修会の動画ビデオに老年の患者役で出演した老年役者さんたちの見事な演技であった。もちろん医療監修者の演技指導が上等なわけだが、一人で色々な病状を演じ分けるのには驚いた。このビデオは研修会には必見の目玉であろう。
「平成24年度宮城県かかりつけ医認知症対応力向上研修会(仙南地区・1日目)」
「基礎知識」編及び「診断」編(1.02MB)
川崎こころ病院副院長 石井 洋 先生
(13/1/25金曜分)
本日は、「平成24年度宮城県かかりつけ医認知症対応力向上研修会(仙南地区2日目)」である。今日は私とスタッフとの4人で参加する(スタッフには残業を御願いして)ことになった。
時刻厳守なので余裕を見て、本日は午後5時20分に受付を終了し、奥さんの車に同乗して、舞鶴会館近くの白石市市役所の駐車場に車を置き、午後6時45分に舞鶴会館3F受付でまとまって2回目の登録をした。本日も、又、白石市市役所の駐車場から舞鶴会館までは、圧雪が凍結し、非常に滑りやすくころびそうだった。会場の舞鶴会館3F研修会場は比較的狭く、前回と同じく医師より医師以外の医療関係者(看護師、ソーシャルワーカー等)が多く、大入りであった。
研修会2日目も、プログラムどおり、午後7時に開会し午後9時10分に閉会するという、2時間10分の長丁場であった。又、質疑応答の時間もなくなったが、最後に宮城県保健福祉部長寿社会政策課からのお話が10分程あった。
講演の方はプログラム順に進行した。研修会は、(1)「治療とケア」編及び「連携」編(1.58MB)を、川崎こころ病院副院長 石井 洋 先生が、厚労省で用意したレジメのパワーポイント画面を読み上げ続けられた。分量が多いので、読み上げるだけで時間がなくなり、踏み込んだ説明の時間は前回と同様になかった。なのでPDF書類を見ていただければ、ビデオ以外は殆ど研修会を聴講したのも同様である。(2)「認知症になっても笑顔で過ごせるまち 角田市の取り組みについて」(770KB)を、角田市市民生活部社会福祉課副主幹兼係長(地域支援係長)の八島 浩美 氏が具体的実例を交えて解説し、「大河原町の認知症の人と家族を支えるための体制」(55KB)を、大河原町地域包括支援センター主任介護支援専門員の白戸 佳子 氏が具体的実例を交えて解説した。
研修会の終了後には、「修了証書」(737KB)をいただいた。研修受講者は、同意を得て、そのうち県のホームページで公表されるそうです。
(朱色の印影の一部は加工してあります。)
(13/1/26土曜分)
最近の寒気団南下の影響で、白石市も降雪や吹雪がつよい。雪国の方にはおこられそうだが、白石市の診療所では積雪が10センチ以上となると大変である。スタッフ一同は自宅では慣れているようだが、私と奥さんは京都出身で、子供の頃から雪かきした経験もない。特に私は、生まれつき、寒冷に曝露されると、骨格筋肉由来のCPKが急上昇して強い倦怠感で動けなくなるというマクロCPK血症なので、寒いところに出るのは禁忌なのであり、雪かきはできない。奥さんやスタッフ一同は女性で、男手は一人もいない。
東日本大震災の影響で、駐車場が広がったため、なおさら大変なことになった。用水路を暗渠化して広げた部分が、丁度に南隣のカラオケ屋さんの日陰になるので、陽がさしても溶けずに根雪となる。夜には凍結して非常にあぶない。造園業者さんに融雪剤(塩化カルシウム)を蒔いて貰ってはいる。今朝方8時50分頃に、奥さんが、こまつ外科の令夫人に聞いて、紹介してもらったシマヌキ建工さんが軽除雪車を持ってきて、患者さまが帰った3時過ぎから除雪作業をしてもらった。
(13/1/27日曜分)
いつもの日曜日は仙台の自宅に帰っているのだが、昨日土曜の診療が終わった後、午後3時頃から、予定どおり東芝さんのレントゲンTV透視台と、コニカさんの自動現像機の定期保守点検があり(レントゲンTV透視台機能と自動現像機機能は、銀塩フィルムを通して関連しているので、なるべく同じ日に定期保守点検を御願いしている)、保守点検作業が真っ暗な雪の夜までかかったことと、翌27日の本日の日曜日には、午前10時頃より1日がかりでオフィス24マーケティングの関連会社の電話機並びに配線の交換工事があるため、月曜日まで奥さんと一緒に白石市の診療所に泊まることになった。電話工事の会社から2人作業にきてもらったので、都屋の特上鰻丼2つと肝焼き二人前をとった。肝焼きは私の酒肴になる。これで、開業してから16年間で、3回、電話は常に最新のものに更新されたことになる。今日殆ど1日は、私は貯まっていたパソコン仕事の一部を、院長室に籠もって片付けて過ごした。
(13/1/28月曜分)
朝の5時頃、電気敷き毛布の上のベッドの中で寝ていたら、のどの痛み(上〜下咽頭後壁付近:鼻の奥のツンツンする所あたり)と、全身のゾクゾクする違和感(まさに全身にウイルス血症が巡っていく感じ)で目覚めた。まだ体温は平熱であるが、非常に怠い。二日前の土曜日の診療後に二階でマスクを外した時、手洗いする前に何気なく、右手の指でハナクソをほじってしまった事を後悔していたところだった。潜伏期を考えると、丁度インフルエンザなりかけの時期である。発症してしまって診療にさしつかえる(発症して確定診断ついたら、発症日より5日を経過するまで、自宅安静が必要で、もちろん仕事には出られない)と困るので、発症を阻止すべく、早速、抗インフルエンザ薬のタミフルを倍量の2P内服し、本日は安静を保つべく、急遽の休診とした。夕方まで寝ていたところタミフルを倍量の御陰か、全く普通の体調に戻っていた。これで、明日から診療が再開できる。