院長周辺雑記(73:2012年12月分)




(12/12/1土曜分)
12月の第1土曜日の本日は、毎年 【白石市医師会木曜会忘年会】が開催される日となっている。木曜会は、偶数月に医師の夜の「木曜会」・奇数月に夫人の昼間の「木曜会夫人の会」で構成され、12月が「木曜会忘年会」である。今年の当番幹事はやまきクリニックの八巻重雄先生と八巻尚美令夫人である。 仙台駅前のホテルメトロポリタン仙台に、午後5:40に集合し念入りの記念撮影pdf書類(1.06MB:1200dpiのスキャンで600%の拡大に耐えるカラー写真です)の後、3F「曙」で午後6:10に開会会食の後、午後7:30から「女性ジャズバンドによるモダンジャズ等」の演し物の後(新幹線の都合で)午後8:30に閉会となった。八巻重雄先生は、いつものテナーサックスでなく新調したフランスセルマー社の56万円の新しいアルトサックスで、メドレー1曲演奏で参加された。ピアノ・ドラムス・ベース・テナーサックス・トランペットで臨時構成された女性ジャズバンドのメンバーでは、トランペットがひかっていた。「トランペット なかにしあきこ」で検索するとブログ「山ねこ JAZZの旅」(外部リンク)が見付かった。
白石市医師会木曜会忘年会メニュー



(12/12/2日曜分)
ピアニスト一世(Issei)先生主催の、『ぴあの倶楽部くらしっく 3rd Concertpdf書類(1.41MB)が、仙台市太白区長町の「楽楽楽(ららら)ホール」(外部リンク)で開催pdf書類(389KB)された。午後1時30分の開演に間に合うよう、母とタクシーでいった。母は都合で今回の発表会には出ない。風が強い寒い日であった。奥さんがピアノH、妹がピアノEと声楽P、従妹の娘さんがピアノQの演奏発表をした。ピアニスト一世(Issei)先生の演奏が最初と最後にあった。近々あるらしい奥さんのバイオリン演奏会で、ピアノ伴奏してくれる東京の矢野○子さんが、わざわざ聴きに来てくれていた。私は一番前の席で聴いていたので、最後まで矢野さんには気付かなかった。使用された、フルコンより短めの2000万のSteinway & Sonsは、近くで聴いても良い音がしていた。終演は午後4時頃となって、暗くなってきた。



(12/12/11火曜分)
午後の受付は17時40分までにして、18時00分から白石市・舞鶴会館で開催される白石市医師会学術講演会pdf書類(453KB)に参加した。18時00分から 【製品紹介】「直接トロンビン阻害剤プラザキサカプセル75mg 110mg」が 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社からあり、18:30より 【特別講演】「高血圧症と心房細動の治療における最近の話題」があった。座長は、公立刈田綜合病院循環器科部長の菅野裕幸先生、演者は、医療法人篠田好生会篠田総合病院循環器科医長の池田こずえ先生(昭和56年、山形大学医学部卒)が務められた。


  心房細動患者の治療目標 

 (1)血栓塞栓予防
 (2)心不全予防
 (3)心房細動による症状軽減  
   (心房細動自身の進行予防) 

    心臓血管研究所 山下武志氏 


     心房細動の治療

 ・心房細動そのものへの治療 (ダウンストリーム療法)  
   →抗不整脈薬、ICD・CRTD、→→カテーテルアブレーション  
                      (これは、究極のアップストリーム療法) .

 ・心房細動の原因への治療 (アップストリーム療法)  
   不整脈の発生をもたらす病態の進行を抑える
    繊維化抑制、内皮機能改善
    構造的リモデリングの進展阻止・改善
     心房細動初発予防
     心房細動再発慢性化予防
   →ARB・ACE-T・スタチン


  CHADS2 Score (リスクの評価・抗血栓療法開始時期の判定に用いる)

      (心房細動患者の脳卒中発症リスク評価が重要です)

 Congestive heart failure   心不全           

 Hypertension          高血圧          1

 Age≧75y             75歳以上         1

 Diabetes Mellitus        糖尿病           1

 Stroke/TIA            脳卒中/TIAの既往  2



 チャッヅ2スコアーと読む。C〜Sまでの点数を合計した値を出す
 その合計値が2点以上で、抗血栓療法を開始する目安になる
 その合計値の二倍が、年間の脳卒中発症リスク(%)の目安になる


  高血圧治療の基本は減塩(6g/日)です

  『毎日の食事で気をつける事』

 ・みそ汁        杯/日→  杯/日
 ・おひたしに醤油   かける→かけない
 ・漬物         食/日→  食/日
 ・梅干し         個/日→  個/日
 ・麺類         回/週→  回/週  (汁は飲む→汁は飲まない)



 山形県の某ホテルでは減塩メニューがあるそうだ

 山形で企画した減塩弁当は、なかなか好評だったそうだ

 味の素KKの減塩調味料「やさしお」(外部リンク)は、
 食塩に比べ、ナトリウムは約半量だが、カリウムは30倍pdf書類(63KB)なので、
 慢性腎不全患者には危険とのこと
 参考:「やさしお 危険」で検索すると
 http://blogs.yahoo.co.jp/itodensi/7092624.html


  高血圧治療薬のフローチャート(池田私案

  1(1):ARB常用量→無効なら2(1)又は2(2)へ
  1(2):Ca拮抗薬常用量(アムロジピン5mg)→無効なら2(2)又は2(3)へ

  2(1):ARB常用量×2→無効なら3(1)へ
  2(2):ARB常用量+アムロジピン5mg→無効なら3(1)又3(2)へ
  2(3):アムロジピン10mg→無効なら3(2)へ

  3(1):ARB常用量×2+アムロジピン5mg→無効なら4へ
  3(2):ARB常用量+アムロジピン10mg→無効なら4へ

  4:ARB常用量×2+アムロジピン10mg


情報交換会は失礼して、日本医師会生涯教育講座:1.5単位(CC:43動悸、73慢性疾患・複合疾患の管理、78脳血管障害後遺症)を頂いて帰った。



(12/12/12水曜分)
なんか疲れたので、待望の角田市・ジュネス吾妻での【第三回仙南消化器内視鏡懇話会pdf書類(376KB)「潰瘍性大腸炎の診断、マネージメント、内視鏡検査の位置づけ」には出席できなかった。



(12/12/14金曜分)
午後7時から、「浜料理くるま」(外部リンク)=食べログ(外部リンク)で忘年会。刺身盛り合わせとフグ鍋・雑炊でスタッフ飲み放題。院長は善良なる美食家なので、鍋の出汁をとるアラ(上顎・下顎=フグの口部分まで)を、美味しくいただきました。フグ鍋のフグの身は、しゃぶしゃぶで食べられるほど新鮮なので、一部は生で刺身としていただきました。雑炊は、いつもの独特の製法で、とても美味しい。おかわりしました。
当院の御食事会では、院長の挨拶・訓示・乾杯の音頭などなく、飲み物がいきわたった後に、奥さんとスタッフ一同が皆で「お疲れ様でしたー。」と言い合って乾杯し、始まります。院長の私は「疲れてないよー。」と言って応えます。



(12/12/16日曜分)
本日は衆院議員の総選挙の日。白石市は未明から午前中に西風が強く台風並み。仙台市の荒町小学校での投票に出かけようと外に出たら、車の後から風が当たる向きに駐車してあったBMWの後のトランクが全開になっていました。幸いなことに、中の荷物は飛び出さず無事でした。雨が降っていなくて良かった。BMWのトランクは無線暗号で電磁ロックが解錠される構造なのだが、ドアロックも時々勝手に解錠されていることがあります。国道4号線バイパスに接している当院は、High Powerのトラック無線の影響を受けて、レントゲンTV室のスピーカーの音声混線が良くあります。BMWの解錠は、High Powerの電磁波の影響でしょうか。奥さんのAudiやスタッフの車では、こんな現象は皆無です。BMWのワイヤレスシステムは、暗号をかけていても巨大なJammingには弱いのでしょうか。



(12/12/19水曜分)
午後6時30分から白石市の玉幸亭で開催される社団法人白石市医師会主催の「堤 栄昭 先生 (旭日双光章)叙勲受章祝賀会」(pdf書類4.5MB)に出席させていただいた。はじめに写真撮影があり(二人2分遅刻で割愛。舞鶴会館と勘違いし、違ったので大上亭に行ったら真っ暗で、玉幸亭にたどり着いたそうだ。回り道しなければ余裕で写真に納まったのに。)、式次第どおり小松和久先生の司会で進行していった。堤栄昭(えいあき)先生挨拶の話では、叙勲で天皇陛下に拝謁するのは大変なことのようだ。控えの間かなんかで待つこと約三時間、のち天皇陛下がお出ましになって約10分間で式は終わり天皇陛下は退場なさる。天皇陛下はとても御元気そうであったとのこと。一次伝聞情報なので確度は高い。祝宴の後半で、堤和泉先生より、叙勲受賞記念の皇室御用達の御菓子「味路庵(あじろあん)の菊御残月(きくみざんげつ)」三個入りを戴く。堤栄昭先生は叙勲時に、一般市販はされていない1.5倍大の菊御残月を戴いたそうだ。9時半頃、大沼秀行先生が閉会の辞(中締め)を述べたが、元来お酒好きの主賓が飲みながら長居するので祝宴は盛り上がってながながと続き、10時過ぎにやっと本当のお開きとなった。
堤 栄昭先生 叙勲受章祝賀会 平成24年12月19日 於:白石玉幸
(郵送された記念写真 215mm×150mm:蔵王スタジオ撮影)



(12/12/26水曜分)
白石市医師会より郵送で「日本医師会生涯教育制度 学習単位取得証」(pdf書類854KB)が届いた。白石市医師会学術講演会に毎月全て出席してさえいれば、一年間に、1.5単位×12=18単位で、3年間では54単位となり、カリキュラムコード取得cc数を足せば、余裕で学習合計60以上となるシステムが用意されている。白石市医師会生涯教育委員会の配慮に感謝。
日本医学会の分科会(各学会のこと)総会に出席すると、これが学習単位に換算して加算される(ただし宮城県医師会へ、個別に学会総会参加証明書のコピーを添えての申請が必要)。私は学会には良く参加するので、平成23年度に参加した学会を全て申請したら、今回の平成23年度は、単位合計81.0単位+カリキュラムコード取得53ccで学習合計134となった。3年間の合計が60以上の場合、平成25年12月に「日医生涯教育認定証」が発行されるので、134もあれば全くの余裕で戴けるのである。
もう日医生涯教育認定証の基準を満たしているが、耳学問好きな私は、来年も今までと同じく、白石市医師会学術講演会や所属学会総会(特に、日本内科学会・日本消化器病学会・日本消化器内視鏡学会)には参加するつもりである。
日本医師会生涯教育制度 学習単位取得証



(12/12/28金曜分)
本日12:30の受け付けを最後に本年の診療は終了し、年末年始の6連休に突入した。前回は、2012年元旦が休日当番医に当たったので、3連休+3連休であったが実質4連休ぐらいの感じ。今回は完全6連休なので、スタッフ一同は大喜び。
診療は午前中で終わったが、昼には毎年の如く鮨敏の寿司をとり一休み、が午後も仕事がある。看護スタッフは棚卸しと年賀状の宛名ラベル貼り、事務スタッフはレセプトチェックを行う。私は経営戦略を練ることしかやることないので、昼の寿司から発泡酒に突入し、お昼寝となる。奥さんは年賀状の宛名ラベル貼りができ次第、先に仙台に帰る予定。
午後7時過ぎに目覚めたら、事務スタッフはレセプト仕事をまだやっている。実に仕事熱心な当院スタッフである。何故に院長室にいてレセプト仕事をやっているのが分かるかというと、院長室には一階事務室レセコンのモニターとキーボード・マウスを、有線で一式並列に設置しているからである。モニターを見ていると、今現在どんなレセコン仕事をしているかが分かる。事務スタッフが帰ったのは、院長室の駐車場防犯監視カメラモニター画面を見ていると、8時半過ぎになったようだ。モニター画面で、門扉係の○○さんが門扉を閉めるのことも毎度確認できる。これら見られている事はスタッフ一同に口頭で開示してあり、スタッフからのクレームはうけつけていない。
明日から仙台の自宅に帰り、正月をむかえる予定である。




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