院長周辺雑記(68:2012年7月分)




(12/7/3火曜分)
診察室の診察机上のPCモニター上で、患者さまに上・下消化管内視鏡検査画像M-FILE)とデジタルレントゲン画像NAOMI-System)を見ていただいて説明している。NAOMI導入後の2012年3月8日以降はユニメディカルさん推奨の19インチモニター(三菱電機19インチ TFTモニタ Diamondcrysta RDT196LMpdf書類(203KB):最安値は12,800円)(19インチはNAOMI推奨の大きさでもある)で説明していたが、内視鏡画像の説明には高精細度画像にて特に、違和感を覚えなかったが、デジタルレントゲン画像は縮小された画像(NAOMI拡大アプリで簡単に好きな大きさに拡大できるのだが、胸部実物等倍にすると、モニターからはみ出て一部しか見えない)となってしまう。ということで、ユニメディカルさんに頼んで、大きめの21インチモニター(3インチ大きめのナナオ=EIZO製品=FlexScan S2100pdf書類(285KB):最安値は71,000円)にグレードアップ買い増し交換してもらって、しばらくは少し満足していたのだが。・・・・これ以上のスタンダードサイズ(4:3)モニターは、もう製造されてなく、時代の流れで、ワイドサイズ(16:9)モニターが主流となっているとのことなので、あきらめていた。もちろん、医学上の診断精度には充分であり、私には問題ないのだが、患者様にはレントゲン画像が小さいため見にくかったと思われる。
だめもとで、7/2の深夜に、モニターとしてSHARP製の40インチ AQUOS LED TV LC-40V5pdf書類(319KB)に交換(院長室から持ってきて)してみたところ、これがバッチリでした。やはり大きいモニターは見やすく楽です。PCモニターと比べると、確かにドットピッチは粗いが、60センチも離れるとドットピッチは見えません。患者さまや家族の方が見る1〜1.5メートルでは、画面・画像が大きく、とても見やすく説得力があるようです。半切大のデジタルレントゲン画像(NAOMI)は画面上等倍に表示され、横2画面にすると、本日画像と過去画像が同時に比較できます。これは便利です。



(12/7/5木曜分)
毎年当院の応援広告を出している「第49回全国高等学校野球選手権宮城大会:2012年7月7日(土)〜22日(火)」の特集プログラム冊子(72ページ。発行所/鞄兼本朝日広告社仙台本店。監修/朝日新聞仙台総局・宮城県高等学校野球連盟。一冊500円らしい。)が広告企画会社より1冊届いた。昔は10冊ぐらい無料で届いていたのだが、この時節柄か。待合室に置いて皆さんに見ていただいたり、高校野球に子供さんが関係しているスタッフに贈呈するには、とても1冊だけでは足りない。奥さんが、早速2〜3冊余分に下さいと、広告企画会社に頼んだら、後日、まとめて10冊無料で送ってくれた。

2012年第94回高校野球宮城大会冊子表紙

2012年第94回高校野球宮城大会冊子
pdf書類(1.16MB)

塚本内科消化器科の広告

上記冊子に掲載された塚本内科消化器科の広告



(12/7/7土曜分)
本日午後3時から、岩沼市の竹駒神社参集殿で、【第64回仙南六郡市医師会総会及び講習会pdf書類(99.7KB)( 講演T:『生活不活発病について』国立長寿医療研究センター 生活機能賦活研究部 部長 大川 弥生 先生。講演U:『原発と放射線障害について』東北放射線科学センター 理事長 東北大学名誉教授 坂本 澄彦 先生)が開催され、参加予定であったのだが、 残念ながら、レントゲン透視台メンテナンスと重なり、翌日が休日当番医にて、参加できず残念であった。後日、講演会のレジメが届いたので、大変参考になって有りがたい。



(12/7/10火曜分)
早めに受付17時30分までにして、18:00からの白石市・パレスリゾート白石蔵王での【白石市医師会学術講演会】に参加した。18:00〜18:30は、ノバルティスファーマ株式会社の製品紹介: 選択的AT1受容体ブロッカー/持続性Ca拮抗薬合剤『エックスフォージ配合錠』があり、引き続き、座長を公立刈田綜合病院副院長 大高 徹也 先生が務められ、講演者の東北公済病院 内科 副部長 山岸 俊夫 先生(昭和62年、東北大学医学部卒)が、特別講演『21世紀の降圧治療とは?- DATE studypdf書類(515KB)からみた降圧薬併用療法 - 』を行われた。
「DATE」は「ダテ」と読むそうだ。(ARBと他剤)の配合錠の、多方面(効果面や安全面や医療経済面など)から見た優位性を強調されていた。当院でも、選択肢の一つとして、以前からディオバン錠80mgに降圧利尿剤を配合したコディオEX配合錠を採用していたが、ついにやっと一ヶ月ぐらい前から、ディオバン錠80mgに持続性Ca拮抗剤のアムロジピン5mgを配合した『エックスフォージ配合錠』を採用したところであった(ちなみに、7/27の昼休みに、当院2F休憩室で『エックスフォージ配合錠』の勉強会が行われる予定だ。弁当は和食で御願いしている)。
共催は白石市医師会とノバルティスファーマ株式会社で、日本医師会生涯教育講座:1.5単位(CC:15.臨床問題解決のプロセス、73.慢性疾患・複合疾患の管理、74.高血圧症)を、ありがたく頂戴して帰った。



(12/7/12木曜分)
早めに受付17時50分までにして、18:30からの公立刈田綜合病院大会議室1での【第27回臨床病理検討会(CPC)】=公立刈田綜合病院 検査部 山口 正明 先生が担当、を聴講しに行く予定であったが、診療が19:30頃まで長引いたため、あきらめた。
《症例:肺腫瘍の一剖検例、担当:外科 大橋 洋一 先生、主題:1)がんの由来臓器の検索法について、主題:2)免疫染色の今について、付録:多型低悪性度腺癌について》との表題であった。



(12/7/20金曜分)
知り合いの、蔵王町在住の女性シンガーソングライター「幹miki」=「幹 MIKI official web site」(外部リンク)+「幹ホームページ」(外部リンク)さんのコンサート"青の軌跡"pdf書類(1.15MB)が、19:00から仙台市青年文化センター(指定席3000円・自由席2500円)であった。結婚式場マリアージュ・アンヴィラTVCMの「ハレル夜」を歌っていた方なので、大方の皆様は「ハレルヤ」を耳にしたことがあってご存じのはずだ。私やスタッフは、そろって、とても聴きに行きたかったのだが、既に発表している診療カレンダーを変更することは出来ず(診療受け付けを、18:00から17:00に繰り上げなければ、19:00開演にはとうていムリであろう)、残念ながら今回は諦めることとなった。



(12/7/23月曜分)
本日の河北新報朝刊15面みやぎ(みやぎ 街 ひと 話題)欄に、下記の記事「兄妹 少年剣士の夢舞台へpdf書類(0.98MB)が掲載された。この兄妹とは、当院の看護スタッフ=鈴木ヒロ子さんの岩沼市のである。四段抜きの大きな扱いで、当院スタッフ達はさわいでいた。
鈴木兄妹剣士

(河北新報紙面スキャンより:鈴木兄妹剣士)



(12/7/24火曜分)
「日立薬品」時代の平成10年からお世話になっている、ジェリック卸ジェネファ東北株式会社」(外部リンク)の代表取締役社長が加齢にて交代され、本日昼頃、男性社員とともに挨拶にこられた。ジェネファさんは「日医工株式会社」(外部リンク)さんとのつながりが強いことを強調されていた。若い(私より)女性社長さんなので、びっくりした。苗字は先代社長柳田さんと同じなので娘さんであろうか。普段は名刺交換しない私だが、思わず名刺交換してしまった。社員さんの運転する白っぽいトヨタパッソの助手席に乗ってお帰りになった。
ジェネファ東北株式会社 代表取締役 柳田千秋 さんの名刺



(12/7/25水曜分)
昼休みの(13時30分〜14時30分)に、白石市立越河小学校の2F図書室で【平成24年度越河小学校学校保健委員会】が開催された。医療関係者側として、私は内科校医・小野貴志夫先生は歯科校医・大沼秀行先生は耳鼻科校医として参加し、学校関係者側から色々なコメント・サジェスチョンが求められた。夏休みに入ったためか、例年は参加される、保護者側のPTA会長・PTA副会長・校外指導委員長・広報教養委員長・施設環境委員長などの参加はなかった。
次第は、教務主任が進行係となり、1.開会の挨拶(校長) 2.出席者紹介(教頭) 3.報告並びに協議 @除染計画の概要と教育活動について(校長) A定期健康診断結果について(養護教諭) B保健室利用状況について(養護教諭) C生活習慣アンケートについて(養護教諭) 4.情報交換 5.学校医の先生方から指導・助言 6.閉会の挨拶(教頭) で終わった。
福島県と接している仙南の白石市でも、福島県境に最も近い越河小学校は、東京電力の福島第一原子力発電所が起こした爆発的放射能漏洩事故の影響で、空間放射線量率が一番高い小学校である。宮城県は、福島県ではないので、国直轄の事業としての除染事業は行われないので、今年の春になって、やっと白石市の決断で(除染費用も先ず白石市が負担して)、教育関係から除染事業が始まったとのこと。越河保育園→越河小学校→斎川小学校→大鷹沢小学校・・・の順だとのことが、校長先生の話で分かった。
@除染計画の概要と教育活動について(校長の話し):6月初旬より、7月20日までの予定(実際には、遅れていて、学校保健委員会があった7月25日には完了していなかった)で除染作業を行っている。文科省が定めた、児童の年間許容累積被曝線量の1mシーベルト/年を念頭に置いて、除染している。校庭は、0.5〜0.6μS/hだったものが、校庭を5Mメッシュに区切って測定し、特に高いところの校庭の土を2センチ削り、2センチ覆土し、汚染されている土は特殊なドラム缶に密閉して、あまり利用されていない校庭の隅を5M掘ってドラム缶を深く埋め、厚い土で覆っている。この場所(私が小学校に到着した時には駐車場所がなく、この場所が空いていたので、駐めようとしたら作業員さんに断られた場所であった)含めて周囲は接近禁止地帯としている。この結果、校庭は、0.2μS/h程度に下がった。更に、作業内容は、校舎の壁・アスファルト・雨どい・テラス等の高圧水洗浄におよんでいる。プールの除染については、高圧水洗浄後、ひび割れをモルタルで塗り込めている。プールの汚泥や水からは放射能は検出されなかった。が、プール周囲の落ち葉溜まりでは、未だに線量が高い部分が残っている。校庭の線量が下がったので、時間制限をして、2時間程度を目安に外での活動をさせたいが、地区内ではまだ線量が高いため、保護者からは心配する声が上がっている。
参考:後日7月27日に届いた、学校保健委員会の会議録pdf書類(45KB)。



(12/7/27金曜分)
久しぶり(年間2〜3回ぐらい)に、昼休みの時間を利用して、当院2F休憩室で、『エックスフォージ配合錠』(外部リンク)の勉強会が行われた。ノバルティスファーマ株式会社の今回担当はMR中●さんで、バルサルタン『ディオバン』及びその配合錠の優位性を、社外秘のパワーポイントを駆使して、ARB他剤との比較をとおして、分かりやすく解説していただきました。
パワーポイントの内容は、7/10の白石市医師会講演会での〔ノバルティスファーマ株式会社の製品紹介: 選択的AT1受容体ブロッカー/持続性Ca拮抗薬合剤『エックスフォージ配合錠』のパワーポイント〕と殆ど同様レベルの格調高いものでした。
(バルサルタンのAT1受容体への結合率は、ARB他剤に比べてダントツの30000倍)(バルサルタンには、アメリカ黒人や日本人に多い低レニン性高血圧症患者でも、ARB他剤に比べて有効性の低下がないというエビデンスがある)(バルサルタンは、医療経済学的にも、ARB他剤に比べて、一番の低薬価である)(バルサルタン(ディオバン)とアムロジピン5mgの配合剤であるエックスフォージ配合錠の薬価は、バルサルタン(ディオバン)の薬価とジェネリックのアムロジピン5mgの最低薬価を合計した物より、大変低く設定されている)等々。
弁当は、仙台「和菜しば田」(外部リンク)のメンチカツ主体の「特製弁当」(「日替わり弁当」は、850円)で、肉系5個・魚系5個を頂きました。どちらにも、本日の土用の丑にちなんでか、小さい鰻の蒲焼きが入っていました。ご飯は、雲丹まぶしご飯で、一見豪華。(ノバルティスさんの社内規定では、弁当の予算は1個3000円までとのこと。)
勉強会前日の夕方、事務スタッフに、いつも通りの関西弁で「明日はエックスフォージの弁当会やでぇー。エックスフォージってバルサルタンとアムロジピンの合剤やて知ってるやろなぁー。」と言ったら、「バルサルタンてなんですかー。バルタン星人みたい。(事務スタッフ一同:)」との認識程度であった。「バルサルタンてディオバンの一般名やないか。いままで知らんかったんか。知らんでディオバン渡してたんかぁー。」。こういういきさつがあったことを、勉強会直後の質問の場で●井さんに聞いてみたら、(勿論、私には常識のことだが)「ARB系薬剤の一般名の接尾語はサルタンと決められているんですよ」とスタッフ達に説教してくれた。参考例(アジルバ=アジル・サルタン、ニューロタン=ロ・サルタン、ディオバン=バル・サルタン、ブロプレス=カンデ・サルタン、ミカルディス=テルミ・サルタン、オルメテック=オルメ・サルタン、アバプロ/イルベタン=イルベ・サルタン)。ちなみに、サルタンとはイスラムにおける君主の称号の意味もあるので、何か偉そー



(12/7/30月曜分)
岡崎商店の100円お菓子ボックス「100円ショップ おかざき リフレッシュ ボックスpdf書類(532KB)が来た。100均の、菓子やカップ麺が(今回は)54個入った、富山の置き薬システムだ。定期的に全交換して、新しいボックスを置いていってくれるそうだ。三段半透明引出プラスチックボックスに100均の食品が詰めてあり、ボックス上に固定してある貯金箱に100円玉一つ入れて好きな食品一つ取り出す。本来は2Fの職員休憩室に設置すべきものだが、夏場の節電で休憩室を利用する朝の着替え・昼休みの休憩・夕の着替えの時しかエアコン入れてないので、27℃に保たれている1F受付事務室内にこっそり設置した(診療圏内での飲食は禁止。飲食は休憩室内でのみ可としている。)。休憩室においた方が、身近でついつい買ってしまって売り上げに貢献すると思われるのだが。でも、そうなったら、なるべく細身で統一している当院のスタッフ一同なのだが、体型の維持が出来なくなってしまいそうで恐い。昨年の大震災の時は、3月から5月へのたった2ヶ月間で、患者様や私たちは平均2〜3Kgの体重減少が認められた。身近にいつでも何らかの食品を余分に置いておくことは、肥満に繋がるであろう。しかし何かあった時の食品の備蓄としては、大変役に立つにちがいない。又、白石市の各事業所内に設置すれば、少しの余分な消費も、白石市全体の景気の高揚に繋がるであろう。



(12/7/31火曜分)
介護認定審査会のため、17時40分で診療受け付けを終了。今回のクール(3ヶ月間)では、白石Aブロック合議体の審査会委員長(委員の互選)に当たったため、早めに会場の白石市市役所庁舎3F会場に到着しておく。各ブロック合議体は4名で構成されるが、3名の出席があれば、審査会は成立する。委員長欠席の際は、副委員長が代理で委員長となる。委員長と言っても、簡単に言うと、審査会議の司会・進行係である。仕事内容は、誰がやっても同じなので、スムーズで速い司会進行が求められるだけである。1症例あたり1〜2分間でこなしていく。私は元来小声で滑舌わるく声帯が弱く嗄声になりやすく、なかなか苦労する。委員・委員長の費用弁償額は同額だが、発声する語数は数十倍位なので、疲れる。審査するに当たって、議事進行とその審査結果は事務方により出来レースになっているので、委員を含めて、殆ど頭を使い判断することはない。チャチャと済ますだけであるのは、何ともムナシイ。普通は1回の審査会は40例位だが、今回はお盆休み前で33例と少なく、私がつっかえながらも、1時間弱で終わった。




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