院長周辺雑記(58:2011年9月分)




(11/9/3土曜分)
別用事ができ、楽しみにしていた午後5時30分〜午後7時40分に仙台国際ホテル2F平成の間で開催された第5回東北喘息研究会】pdf書類に参加できなかった。研究会費:1,000円とホテルから石垣町の自宅までのタクシーチケットがムダになった。
開会の辞は、仙台気道研究所代表の田村弦先生。特別講演T小児喘息(17:35〜18:35)の座長は米沢市立病院副院長小児科岡田昌彦先生、講師は東京都立小児総合医療センターアレルギー科医長赤澤晃先生が務められ、演題は『小児気管支喘息治療の現状と今後』である。特別講演U成人喘息(18:35〜19:35)の座長は弘前大学保健管理センター教授高梨信吾 先生、 講師は獨協医科大学呼吸器・アレルギー内科主任教授福田健先生が務められ、演題は『ICS/LABA配合剤に関する最新の知見』である。閉会の辞は東北大学大学院医学系研究科臨床生理検査学分野教授進藤千代彦先生である。共催は東北喘息研究会とアストラぜネカ株式会社。
日本医師会生涯教育講座認定単位2単位(CC:5医師-患者関係とコミュニケーション・13地域医療・46咳・痰・79気管支喘息)は、貰いそこねてしまった。



(11/9/11日曜分)
朝から夕まで、山形へお勉強しに行ってきた。JR山形駅西にある山形テルサで 【日本内科学会生涯教育講演会Aセッション】 (講演時間:9時25分〜15時35分 ・参加費:2,000円(税込) ・取得単位数:10単位・参加証印の押印:15時35分より)が開催されたからだ。日曜日に、仙台からの近場で、半日強で10単位もらえるとは、おいしい。朝7時半過ぎに仙台の自宅をZ4 M ロードスターで出て、約1時間で山形テルサに余裕で到着。今回は母を横にのせて、講演会中は、母は単独で山形散策。仙台は雨だったが、山形市は快晴なので、日傘を差しての散策には絶好日和。明日から友達4人とお泊まり旅行に行く母は、お土産(後藤屋のレトルトパウチ「米沢牛入り、いも煮二人前」=第46回全国推奨観光土産品審査会.農林水産大臣賞食品の部最高賞授賞.を6箱、内一箱を私にくれた。)を買いそろえたようだ。こういうのも親孝行の一つであろう。

プログラムは、
1.NSAID起因性消化管傷害の現状と対策
日本医科大学 坂本 長逸 先生
2.NAFLDの病態と治療
山形大学(プログラム印刷当時) 河田 純男 先生
3.小脳失調症の病態と治療−最近の進歩
東京医科歯科大学 水澤 英洋 先生
4.頸椎症の臨床
北海道大学 佐々木秀直 先生
5.糖尿病診療の新展開
秋田大学 山田祐一郎 先生
6.内分泌性高血圧
東北大学 伊藤 貞嘉 先生
7.気管支喘息治療最近の話題−抗IgE抗体治療を中心として−
昭和大学 足立 満 先生
8.関節リウマチのプラクティス−診断と治療の最新情報−
産業医科大学 田中 良哉 先生
9.認知症の診断と対応
岐阜大学 犬塚 貴 先生
と、他分野にわたり、かつ充実していた。
会長の役を務められた山形大学加藤丈夫先生、大変有り難うございました。
参考資料の講演要旨pdf書類

昼食休みの時間、偶然に講演会場で、みやぎ県南中核病院消化器病センター長三浦雅人先生とお遇いした。三浦雅人先生は、私が公立刈田綜合病院に勤務中に何年間にもわたって肝外来・肝生検に来てもらっていた先生なので、懐かしい。先生は昼食を摂らない習慣なそうで、スリムな体型ののままである。私は朝方に1000円の弁当・茶チケットを買っておいたので、別の昼食会場で食べました。



(11/9/13火曜分)
北隣の元「紳士服のコナカ」跡の建物が、薬と食品の「スーパードラッグ ポピー 白石店」に改装され、縁起を担いで、実質的に本日大安に開業した。白石店長のマネージャー高田さんが、ドリンク剤を手みやげに挨拶に来院され、名刺(株式会社くすりのベル ドラッグストアーポピー マネージャー 登録販売者 高田●●)をいただいた。久し振りに隣の空きテナントがうまったので、防犯上も安全となった。特に夜間は真っ暗となっていたので、ほっとした。スタッフ達は、紳士服屋でなく薬と食品のドラッグストアーが隣に出来たので、期待度大のようだ。さっそく、本日の診療がおわってから、買い物に行ったようだ。本当のところは、コンビニが入った方が便利なんだけど。

夜は、午後7時からパレスリゾート白石蔵王で開催された白石市医師会学術講演会pdf書類に行ってきた。最初に「話題提供」として、大塚製薬(株)仙台支店応用開発の大石和幸先生が 『抗血小板剤プレタールの最新の知見』の発表を行った。 座長は、公立刈田綜合病院副院長の大高徹也先生が務め、 講師の太田メディカルクリニック院長の太田昌宏先生(昭和60年、順天堂大学医学部卒。東北大学医学部第二内科をへて、平成22年、福島県須賀川市に、太田メディカルクリニックを開業。)が、特別講演の演題『動脈硬化の治療戦略〜シロスタゾールpdf書類の有用性〜』につき講演された。 《高血圧は「トットと下げる、きっちり下げる、ベタで下げる」・頸動脈エコーの重要性(プラーク・IMTの経時変化でアテローム血栓の退縮が観察できた)・L/H比は2.0以下で良だが退縮には1.5以下が優・DAPCstudyとCSPS-Ustudy》などが印象に残った。高血圧症の私も一次予防(エビデンスはまだないそうだが)目的にて、明日からでも内服開始したい薬剤だ。後発薬も出ていることだし・・・・(安価)。共催:白石市医師会/大塚製薬株式会社にて、 日本医師会生涯教育講座1単位(CC:33失神・75脂質異常症)を戴いて帰った。
 [講演要旨(三浦義邦先生による)] 現在、日本人の死因の約30%は脳血管疾患と心疾患であり、その共通する病患は動脈硬化である。動脈硬化の危険因子としては高血圧・糖尿病・脂質異常症が大きく、これらのリスクマネージメントがその予後を大きく左右する。
 今回我々は、糖尿病をのぞく高血圧症例に対してシロスタゾールを投与し、約2年間にわたり頚動脈エコーを施行してそのプラークの進展予防効果を検討した。シロスタゾール100mg投与群(n=9:観察期間457日)にてmaxIMTは1.16mmから1.12mmと有意な変化はなかったが、200mg投与群(n=15:観察期間364日)ではmax IMT 1.11 mmから0.96mmと有意(p= 0.013)に低下した。治療前における動脈硬化の重症度とシロスタゾールの効果に関連はなかった。
 さらに3年以上にわたって評価できた症例でもmax IMTは有意に低下し、シロスタゾール100mgの投与で退縮が見られなかった症例でも200mgに増量することで退縮が認められた症例が多かった。今回、シロスタゾール投与症例123例中、2回以上頚動脈エコーを施行し進展の評価が可能であった74例中、左右いずれかが退縮した症例8.1%、左右の両側が退縮した症例23%であった。
 高血圧・糖尿病・脂質異常症の治療に加え、シロスタゾールの併用がプラークの進展抑制に有用である事が示唆された。




(11/9/15木曜分)
新聞朝刊に大きい折り込みチラシ(カラーで、表裏で新聞全面広告4面分)を打って、本日(先勝)朝10時に当院隣の「ドラックポピー白石店」さんが大々的に開店した。9/15〜9/18は開店大売り出しだそうで、店内はお客さんで凄く混雑して、当院通院中の患者さんの話しでは「気分がわるくなるくらいお客さんで、一杯だった」とのこと。
以前にテナント入居していた「紳士服のコナカ」さんの開店セールの時は、こんな混雑はみられなかった。薬・食品・日用品のドラッグストアーと低廉価格の紳士服店とでは、お客様の層が全く異なる。白石市では、紳士服の需要層は薄く(農作業着の需要層は厚い)、紳士服を求めるお客さんは、車で20分の大河原の「紳士服のコナカ」か「洋服の青山」か「紳士服マスカット」、足を伸ばして仙台の三越に向かうであろう。よって、白石のコナカさんは、2006年10月14日(土)9時に新規開店したが、営業不振で、3年半後の2010年5月21日(木)より、完全閉店セールして、閉店しました。安物好きの私でも、3年半間に奥さんに連れられて1回だけ、スーツ2着・替え上着1つ・替えズボン1つ・靴一足ぐらいしか買いませんでした。
さて、「ドラックポピー白石店」さんのお手並みは如何に。



(11/9/21水曜分)
新しい2台目のガイガーカウンターが、台風15号の大雨のなか宅急便で夕方に届いた。大雨で各地の交通ダウンし、当院前の国道4号線バイパス上りは遅々として渋滞中のところに届いた。昨日夕方5時過ぎに、東京都新宿区高田馬場から発送されて1日で届いた。日本の物流は凄い。なかなか心待ちにしていた物である。株式会社フジテックスpdf書類輸入(原発大国フランスSAPHYMO社製=製造元はドイツ)の3単位計測ガイガーカウンター「miniTRACE βCSDFpdf書類である。通常のポータブルガイガーカウンター(5〜10万位)は、γ線計測だけで空中の放射線線量率を測定するだけだが、この3単位計測ガイガーカウンター(26万)は、γ線だけでなくα線・β線が測定可能なので、たとえば食品表面の放射能汚染も測定できる高機能となっている。食品中のベクレル/Kgは普通約一千万の測定器でないと測れないが、このカウンターは食品表面のベクレル/平方Cmが(コバルト60・セシウム137・アメリシウム241・ストロンチウム90・ウラン238・炭素14・クロル36に分けて)測定できるし、専用の容器(オプション)を使うと、食品中のベクレル/Kgの測定ができる(ただし約2時間を要す)。食品からの内部被曝がこわいので、食品を半割して、その半割表面のベクレル/平方Cmが測定できれば、非常に参考となるだろう。
参考:「miniTRACEβ取扱説明書(原本直訳)pdf書類
参考:「FUJITEXの3単位計測ガイガーカウンター簡易マニュアル・補足(日本語)pdf書類



(11/9/26月曜分)
当院斜め向かいの「ガスト白石店」(スカイラークグループのガスト・『営業自粛店舗再開のお知らせpdf書類』)さんが本日から営業再開したようだ。夕方に2階窓から覗いたら、ロールカーテン開いて照明も付き、お客さんもチラホラ見えた。しばらく営業自粛でくらかったので、ご近所さんが明るくなるのは喜ばしい限り。明日、昼休み取れたら(本日26日は予定外の胃カメラ2件はいり忙しく、昼休みとれなかった)昼食、取れなかったら夕食に、奥さんと二人で行ってみようかということになった。近くに見えるが、歩いて3分の距離だ。



(11/9/29木曜分)
午後の部を一時休診として、【平成23年度 第1回白石高等学校学校保健安全委員会】に内科校医として出席するため、宮城県白石高等学校に(当院より500M位の近場)行ってきた。 議題は(1)定期健康診断結果について(2)環境衛生検査結果について(3)独立行政法人 日本スポーツ振興センター給付状況について(4)スクールカウンセリング利用状況(5)その他であった。
養護・スクールカウンセラーの先生の話しでは、東日本大震災のストレスを誘因として保健室に来室したりカウンセリングを受ける生徒さんは、当初予測していたより圧倒的に少ないそうだ。一部の生徒さんは、津波で親戚・友人などが亡くなったり被災したようだが、ほとんどの生徒さんは白石市で、津波の被害を目の当たりにしなかったからであろう。




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