(11/4/2土曜分)
久し振りの外来。お薬を求めて、患者さまがさっとうし、
賑わいを取り戻した。
東芝さんが、レントゲン機器と超音波断層検査装置の点検保守に来てくれて、
完調でした。
(11/4/11月曜分)
本日より
通常の診療体制となった。
夕方から大きい
余震が数回つづき、若い女性スタッフたちは
キャーキャーと騒いでいた。
(11/4/12火曜分)
待合室の三菱製46インチ薄型テレビが3月11日に落下してこわれたので、新しいシャープ製32インチ薄型テレビが仙台ヨドバシカメラから届いた。そのうち2階の職員休憩室の地デジ対策に使用予定のものだが、余震が収まる時期までは、待合室の床に直置きして患者さま用として使用するのだ。耐震ゲルマットで固定したので転倒破損の心配はないだろう。でも、待合室に32インチは小さすぎます。余震がなくなれば、
前の場所に55インチ(3D?)
で復活予定です。
(11/4/18月曜分)
「
謹呈文」
「
白石市医師会報創刊号(2011年3月31日発行)一部割愛版」
(約5.3MB)
「
白石市医師会報創刊号」(平成23年3月31日発行)がクロネコメール便で届いた。A4判87頁(うちカラーは7頁)にモノクロ広告ページがついて厚さ約6o重量318グラムである。明後日20日にパレスリゾート白石蔵王で予定されていた 【
白石市医師会報創刊号発刊記念パーティー】は東日本大震さいの影響で延期され、来月5月18日に舞鶴会館にて行われることになった。
(11/4/21木曜分)
昨年11月に『
OLYMPUS GIF TYPE H260Z』
と一緒に導入予定であった最新型の上部・下部消化管内視鏡用の
ウォタージェット装置=OFP-2+MAJ-1603(
水を内視鏡先端より噴射して、観察領域にあって観察の妨げとなる粘膜面の粘液や泡などの付着物を洗い流すものだ。治療内視鏡では別の目的にも使い必須の装置だ。)が、本日オリンパス三浦さんより納入された。
納入がおくれたのは、機種が昨年秋に発表された最新型なので、品物が少なく納入順を待っていたのと
東日本大震災の影響からである。『OLYMPUS
OFP-2システム』(
概要・
仕様・性能)は、OLYMPUS FLUSHING PUMP
内視鏡用送水ポンプ OFP-2と、WATER CONTAINER
送水タンク MAJ-1603で構成される。看護スタッフさん達には、また覚えることが増えて、済まない気持ち。チューブの配管が複雑なのだ。ポンプの能力が調節できて、MAXでは3〜4Mとどく水鉄砲として使えそうだ(いや、遊びには使いません)。
オリンパスメディカルシステムズ株式会社の三浦さんには「ここまで揃った内視鏡装置があるのは、大学や病院の
内視鏡センターのレベルですよね」と持ち上げられてしまった。
(11/4/25月曜分)
夕方の診療終業直後に、震災後初めて
第一三共のMR(
女性)さんが面会に来た。小名浜の工場などが被さいしメバロチンやオルメテックなどの原末が生産できなくなったそうです。うちの奥さんが以前に秋田港の観光タワーから偶然目撃した秋田工場は無傷だそうです。このメバロチン(三共開発)の原薬(プラバスタチン)は後発薬品(ジェネリック)メーカーには出していないそうです。ジェネリックメーカーは、独自に原末のバルクを製造するか、他者の既成バルクを導入しているようですね。外資系でない第一三共のMRさんは、会社より自宅待機→遠方避難の指示は出なかったそうです。外資系の製薬会社のMRさんは、震さい後は殆ど(MSD
女性MRさんは来てましたが)白石市(
福島第一原発より
75km)の当院に面会に訪れません。
外資系だけあって、福島第一原発より100km圏は立入禁止して遠方避難の指示が、外国の
本社より出ているのでしょうか。私は、この指示は外国企業として当然の判断だと考えます。何故なら放射線被曝量を初期に少なくするに越したことはないからです。初期被曝しない事によるレガシー効果が有るからです。外国からは、日本政府・東電・保安院(西山審議官は官僚内では出世しそう)の原発関連の発表は、立場上のウソとしてとして信用されていないのです。「トンデモ学者」と政府の御用学者・大マスコミから非なんされている中部大学の『
武田邦彦先生のブログ』を読んでみて下さい。
武田邦彦先生は早とちりや検証されていない独断的な意見が目立ちますが、科学的な考え方は正統なもので、人間としてはまっとうな生き方をされ発言されている学者さんと、私はとらえております。「たけだ」とGoogle検索すると、武田薬品をおさえてトップに出ております。
ところで、私と職員さん分として、第一三共ヘルスケア(薬局やドラッグストアーの市販薬やOTC薬品もあつかう会社)のタウリン2000mg配合の「
リゲイン24DX」を10本ずっしり頂きました。震さい疲れの私たちの励みになるかも。
(11/4/26火曜分)
なにげに
全国保険医団体連合会が発行した4月25日付けの「
全国保険医新聞」をながめていたら、3面に保険医療機関として興味ある記事が出ていたのでメモとして以下に引用させていただく。
ここから〜
「支払基金サービス向上計画」 問題点と全基労の対応(その1):全基労書記長 出口 潔
社会保険診療報酬支払基金が2011年1月に策定した、「支払基金サービス向上計画」(以下、「新計画」)について、全国社会保険診療報酬支払基金労働組合(全基労)の出口潔書記長に寄稿してもらった。全基労は、昨年9月に「新計画」の素案が示された段階から改善を求めている。当該計画の問題点、全基労の取り組みを紹介する。
診療報酬支払基金は、07年12月の「レセプトオンライン化に対応したサービスの向上と業務効率化のための計画」、08年3月の「原則完全オンライン化の段階における手数料の見通し」の策定に続いて、10年9月15日、「支払基金サービス向上計画」を素案として、全基労に提示した。
「新計画」への申し入れ
全基労は、「新計画」について、10月14日に「新計画全般への質疑」を行い、支払基金は11月26日に回答を行った。 全基労は、従前の「業務効率化計画」から見ても、「新計画における審査に関する記述が大きく後退している」と強く支払基金を批判した。すなわち、「審査」については、「新計画」においては、コンピュータチェックを重視し、医師による専門的見地からの審査から大きく後退する懸念があると指摘した。 これに対して支払基金は、「審査についての認識は変わっていない」とし、「業務効率化計画」と同じスタンスで、「審査委員による医学的判断を伴う実質的審査については、薬剤や材料の適応、用法・用量の妥当性、検査、処置、手術の必要性など医療機関の請求傾向を踏まえつつ、審査委員の臨床経験や専門的知識に基づき判断するものである」と回答した。 このことは、全基労からの強い指摘に対して、支払基金も「審査の原点」というべきものを守らざるを得なかったと一定評価できるものである。 しかし、「新計画」では、「効率化計画」における「実質的審査」という表現を「人による目視」に変更しており、基本的にはコンピュータチェックにより「職員が選別したもの」を「審査委員が判断する」流れに「審査」を変えていこうとするものといえる。 (次号に続く)
〜ここまで
審査側がレセプト全部をコンピュータチェックし、そのチェック結果をもって実質的審査の原点とするなら、コンピュータチェックソフト・マスターを公開し無償で保険医療機関に配布すべきであろう。そうなれば保険医療機関もレセプト提出前に自院でコンピュータチェックできるので、査定や返戻は殆ど0となり、審査側の業務量は激減し人件費を含めて審査側の経費節約になるし、保険医療機関もレセプトチェック事務作業量が少なくなり、お互いにメリットがあるはずなのだが。
当院の日立メディカルコンピュータ製の
「べてらん君コラボ」は頑張っております。
参考:
「支払基金サービス向上計画」